世界トップのボールの持ち方⑥

世界のトップリーグで、上位チームで、主力として活躍する、あまり有名でない選手、を紹介するシリーズの第6回です。
(10回まで続ける計画です!)

今回は、メッシ、エムバペ、ネイマール、を筆頭に、世界の超トッププレーヤーが集まるパリサンジェルマン(フランス)で、なんと「身長165cm」という超小柄ながら、360度からプレッシャーのかかる中盤(ボランチ)を任されている選手です。

実は、このシリーズの記事を書くときに

「今回紹介する選手が、両足でバタバタしてたらどうしよう?」

と毎回思うのですが、動画を見て20秒で

ああ、やっぱり世界のトップリーグで活躍するんだから、そんなわけなかった、無駄な心配だった

と思わされます。

また、いろいろな大会などで、ジュニアサッカーを見ていても「小指側でボールを持てる選手は、本当に少ないな」と感じます。

「基本的にアウト方向にボールを持ち出し、アウトターンを中心にする選手」も、かなり少数派です。

人間の足は2本なので、どうしてもボールを体の中心に持ってきたくなるだろうし、親指側でターンしたくなるのも当たり前だとは思います。

だからこそ、やはり意図的なトレーニングは大事だなと痛感して、今後も子供たちがもっとボールが持てて、もっとサッカーが楽しくなるために、取り組んでいきたいと思います。

マルコ・ヴィラッティ

パリサンジェルマン(イタリア代表)

165cm/右利き