なぜ利き足か(1)
現在「利き足を中心」にトレーニングを重ねている玖珠SSSですが、しっかりとした根拠に基づいて取り組んでいます。
- 世界のサッカーを見れば、どんな人でも「一目瞭然」」で、一流選手は例外なく「利き足中心」でプレーしている。
- 世界のトップ選手には「そこにボールがあれば、どんなプレーも選択できて、絶対にボールを奪われない」という自分のボールの置き所がある(利き足の前)
- 小さいときに逆足や両足のトレーニングをすると「体の開いた、ぎこちないボールの持ち方」になりやすい。
- 利き足を磨けば磨くほど、結果的に逆足も上手くなる
ピックアップすればまだまだありますが、この4点について記事を書きたいと思います。
① 世界のサッカーは利き足中心
ぜひ海外のサッカー、そしてトップの選手のプレーを「ちゃんと」見てください。
日本の指導でよく言われる
- 相手から遠い足でキープする。
- 左右両足でプレーした方が、プレーの幅が広がる。
- 左右のタッチを混ぜることで、相手に予測されにくくなる。
ですが、そんなトップ選手は1人もいません。
「ファーストタッチが逆足」は時々ありますが、それは「利き足の前に置くため」の場合がほぼ100%です。
また、シュート・パスなどで「逆足のキック」も当然あります。
ドリブルやフェイントで、逆足のタッチも多少はあるでしょう。
「逆足を使わない」ということではなく「利き足が中心のプレースタイル」が自然と身についていることに気がついて欲しいと思います。
バロンドール1位と2位
ここ数年、バロンドール(年間最優秀選手)は、リオネル・メッシとクリスチアーノ・ロナウドの2人が独占していますが
2018年、バロンドールを受賞した「ルカ・モドリッチ/レアル・マドリード/クロアチア代表」
2019年、受賞は逃しましたが2位になった「フィルジル・ファン・ダイク/リヴァプール/オランダ代表」
のプレー動画を紹介します。
モドリッチは、172cmと小柄ながら、360度からプレッシャーがかかるボランチで、利き足で自由自在にプレーしています。
普通なら左足で出しそうなパスも、右のアウトで、、、
ファン・ダイク(センターバック)は、DFとしては史上2人目の受賞が期待されましたが、惜しくもメッシに敗れました(メッシ686P、ファンダイク679P)
動画を見ると、ディフェンス時でも「利き足中心」なのがよくわかります。
例えば、スライディングタックルですが、相手の位置(右側・左側)に関わらず、利き足でのスライディングの割合がとても多いこと。
これは「相手ボールでも自分の利き足でボールを感じている」からだと思います。